商号:合同会社の基本事項その1

2010-10-08

商号

商号とは、合同会社の名称のことです。商号を決める作業自体はごく簡単なものですが、決めるまでに費やす時間はかなり長いものになるのが通常です。 経営者の思いが表わされており、かつ覚えやすく誤解の生じにくい商号にしましょう。いくつか候補を挙げて、知人や家族などから客観的な意見を聞いておくほうが、個人的な思い入れだけが強くてわかりにくい商号になる危険性が下がります。

「合同会社」を入れる

設立後の会社と取引をする相手に誤解しないよう、合同会社の商号には前や後に「合同会社」という法人の形態を表わす語句を必ず入れる必要があります。

  • はじめるネット東京株合同会社
  • 合同会社はじめるネット東京

名刺などに記載するときは、略称としてLLCを利用できます。

  • はじめるネット東京LLC

使用できない語句

支店、営業部などといった法人の一部であるとの誤解を与えかねない語句や、公序良俗に反する語句は、商号の中に使用することができません。有名企業 の商号と同じ商号や紛らわしい商号、既に流通している商品名と似通った商号、登録商標と類似した商号は、後になって訴訟を起こされる可能性がありますから、使用しないようにします。

商号に使える文字

商号には、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字、算用数字、下の表のような一定の記号(&や-など)が使えます。

商号に使える記号

商号調査は行うほうが安心

同一市区町村で同一の目的を持った同一(類似)の商号は利用できない、という制限は撤廃されましたが、他の法人と誤認される可能性のある商号は、不正競争防止法上問題が生じるかもしれません。また近隣に同じような商号の法人が存在した場合、訴えられないまでも郵便物の誤配などによって不便が生じるか もしれません。制限はなくなっても、やはり事前の商号調査は必要でしょう。

商号は法務局で調査できますが、その際は類似する商号にも気を配る必要があります。マルバツ合同会社という商号を検討するのであれば、マルバツ合同会社という商号だけでなく、たとえばニューマルバツ合同会社や新マルバツ合同会社、その地方名を付加した東京マルバツ合同会社などが存在していないかどう か、あわせて調査しておきます。

最近は法務局のコンピュータで検索すれば、一致する語句が入っている会社を一覧表示してくれますから、上記のような確認は楽にできるところが多くなりました。

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